簿記の勉強を始めると、すぐに要るのが電卓です。けれども、どんな電卓でも試験に持ち込めるわけではありません。この記事では、商工会議所の検定試験の公式ページで確かめた、電卓の決まりをまとめます。特定の電卓の商品をすすめる記事ではありません。

この記事のまとめ

  • 2級・3級の「試験科目・注意事項」では、計算器具はそろばんか電卓のどちらか1つを使えます。ネット試験は電卓だけで、そろばんは持ち込めません
  • 2級・3級の「試験科目・注意事項」とネット試験の受験方法のページでは、電卓は計算機能(四則演算)だけのものに限られます。2級・3級の「試験科目・注意事項」では、持ち込めない機能の例として、印刷・メロディー・プログラム・辞書の機能が挙げられています
  • 2級・3級の「試験科目・注意事項」では、日数計算、時間計算、換算、税計算、検算(音の出ないものに限る)の機能は、試験会場で使ってよいとされています。ネット試験の案内(2級・3級)は、持ち込める電卓は2級の「試験科目・注意事項」のページ(2級・3級・簿記初級・原価計算初級 共通)を見るよう案内しています
  • 簿記2級・3級などのネット試験でも電卓は持ち込めますが、携帯電話・スマートフォン・タブレット端末などの電卓機能は使えません

持ち込めない機能と使ってよい機能

公式の2級・3級の「試験科目・注意事項」では、電卓は計算機能(四則演算)のみのものに限るとして、持ち込めない機能の例(「例えば」として挙げられたもの)と、使ってよい機能が次のように書かれています。

区分公式ページの書き方
持ち込めない印刷(出力)機能
持ち込めないメロディー(音の出る)機能
持ち込めないプログラム機能(例:関数電卓等の多機能な電卓、売価計算・原価計算等の公式の記憶機能がある電卓)
持ち込めない辞書機能(文字入力を含む)
使ってよい日数計算、時間計算、換算、税計算、検算(音の出ないものに限る)

使ってよい機能は、プログラム機能に当たらないものとして、試験会場での使用を可とすると書かれています。

ネット試験の場合

公式の「ネット試験の受験方法」では、簿記2級・3級などは電卓の持ち込みが認められると書かれています。ただし、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末などの電卓機能は使えません。電卓の機能は、計算機能(四則演算)のみのものに限られます。

また、2級・3級のネット試験の案内(日商簿記検定試験(2級・3級・簿記初級・原価計算初級)ネット試験について)では、電卓は自分の物を持ち込めて、持ち込める電卓は2級の「試験科目・注意事項」のページ(2級・3級・簿記初級・原価計算初級 共通)を見るよう案内しています。そろばんは持ち込めないと書かれています。当日に持っていく物として、身分証明書と電卓(計算機能のみのもの)が挙げられていて、筆記具は会場でボールペンを用意すると書かれています。

電卓を選ぶ時に見る所

2級・3級の「試験科目・注意事項」に書かれた決まりから、電卓を選ぶ時に確かめたい所をまとめます。ネット試験の案内も、持ち込める電卓はこの決まりを見るよう案内しています。

  1. 四則演算だけの電卓か:関数電卓など多機能な電卓は持ち込めません
  2. 印刷や音の機能が無いか:印刷(出力)や、メロディー(音の出る)機能があるものは持ち込めません
  3. 文字の入力や辞書が無いか:辞書機能(文字入力を含む)があるものは持ち込めません
  4. 使ってよい機能か:「試験科目・注意事項」では、日数計算、時間計算、換算、税計算、検算(音の出ないものに限る)の機能は、プログラム機能に当たらないものとして試験会場での使用を可とすると書かれています

迷った時は、受ける商工会議所やネット試験会場の案内で確かめてください。

勉強の時から同じ電卓で

試験で使う電卓は、ふだんの勉強から使っておくと、キーの位置に慣れた状態で本番を迎えやすくなります。公式は、特に仕訳を速く確実に行うことを重視するとしているので、時間を計って解く練習も同じ電卓で行うと分かりやすくなります。勉強の計画は簿記3級の勉強時間は?と簿記2級の勉強時間と計画表にまとめています。

よくある疑問

Q. スマートフォンの電卓アプリは使えますか? A. ネット試験の受験方法のページでは、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末などの電卓機能は使えないと書かれています。

Q. 電卓を2つ持ち込めますか? A. 2級・3級の「試験科目・注意事項」では、計算器具はそろばんか電卓のどちらか1つを使えると書かれています。ネット試験では、そろばんは持ち込めません。

Q. 税計算のボタンがある電卓は使えますか? A. 2級・3級の「試験科目・注意事項」では、日数計算、時間計算、換算、税計算、検算(音の出ないものに限る)の機能は、プログラム機能に当たらないものとして試験会場での使用を可とすると書かれています。メロディー(音の出る)機能があるものは持ち込めません。ネット試験の案内も、持ち込める電卓はこのページの決まりを見るよう案内しています。

確かめた公式の資料

確かめた日:2026年10月28日

試験の決まりは変わることがあります。受ける前には、必ず公式のページで最新の内容を確かめてください。