「簿記2級は何時間くらい勉強すればいい?」と調べると、いろいろな時間が出てきます。けれども、この記事で確かめた日本商工会議所の公式ページ(試験科目・注意事項、試験のコンセプト、試験日程カレンダー)には、勉強時間の目安は書かれていません。この記事では、公式ページで確かめられる試験の形と日程を先に押さえ、運営メンバーの例と、試験日から逆算する計画の立て方をまとめます。

この記事のまとめ

  • 簿記2級の勉強時間の目安は、確かめた公式ページ(試験科目・試験日程など)には書かれていません。使える時間と、受ける日から逆算して決めます
  • 試験は90分で、商業簿記と工業簿記(原価計算を含む)から5題以内。70%以上で合格です
  • 公式は「出題範囲すべての学習」と「スピードと正確性」を求めています
  • 2026年度の統一試験は、11月15日の第174回の申し込みが終わっているので、これから申し込むなら2027年2月28日(日)の第175回です。ネット試験は会場が決めた日に受けられます
  • 運営メンバーの例は「約3か月、1日2〜3時間」でした

簿記2級の試験の形

公式の「試験科目・注意事項」によると、2級の試験は次のとおりです。

項目中身
試験科目商業簿記、工業簿記(原価計算を含む)
問題の数5題以内
試験時間90分
合格基準70%以上

商業簿記は、買う・売るなど会社の外との取引を記録して決算書をつくる技能、工業簿記は、会社の中で材料や人の力などをどれだけ使ったかを、部門別や製品別に記録・計算する技能と説明されています。3級の試験科目は商業簿記だけですが、2級では工業簿記(原価計算を含む)が加わる点が大きな違いです。

公式が求めている勉強の形

日本商工会議所は「2021年度からの新たな日商簿記検定試験のコンセプト」で、次のような考え方を示しています。

  • 出題範囲すべての理解度を問い、範囲から標準的な問題をランダムに出す。ヤマを張った学習では対応できない
  • スピードと正確性を求める。特に仕訳は、速く確実に行うことを重視する
  • 過去問だけに頼った学習にとどまらない、簿記の学習をすすめる

つまり、計画を立てる時は「全部の範囲を一通り終える時間」と「仕訳を速く正確にする練習の時間」の両方を入れておくのが向いています。

受ける日を先に決める

2026年度の試験日程カレンダーでは、2級の統一試験は2027年2月28日(日)の第175回が残っています(11月15日の第174回は申し込みの受け付けが終わっています)。受験料は5,500円(税込)です。なお、受ける商工会議所によっては、2・3級の統一試験を行っていない所があります(たとえば名古屋商工会議所は1級だけで、2・3級はネット試験か近隣の商工会議所での受験を案内しています)。統一試験で受けたい人は、受けたい地域の商工会議所で行うかを確かめてください。

ネット試験なら、ネット試験会場が決めた日に受けられます。ただし、2026年11月9日(月)〜11月18日(水)と、2027年2月22日(月)〜3月3日(水)は施行休止期間です。方式のちがいは簿記のネット試験と統一試験のちがいにまとめています。

運営メンバーの例

運営メンバーには、高校在学中に日商簿記2級をネット試験で受けて合格した人がいます。勉強した期間は約3か月で、1日に2〜3時間でした。学校の授業でも習いましたが、勉強の仕方は独学に近い形でした。3級は受けずに、2級から受けています。むずかしかったのは連結でした(ほかの所はあまり覚えていないそうです)。使った本の名前は覚えていないため、ここでは書きません。

これは1人の例です。簿記を学んだことがあるか、1日にどれだけ時間を取れるかで、必要な期間は大きく変わります。

試験日から逆算する計画の立て方

  1. 受ける日を決める:統一試験なら2月28日(受ける商工会議所で2級の統一試験を行うかを先に確かめる)、ネット試験なら休止期間をよけた日
  2. 1日に使える時間を決める:平日と休日で分けて考えると無理がありません
  3. 合計の時間を出す:試験日までの日数と1日の時間をかけると、使える時間の合計が出ます
  4. 範囲を一通り終える時期を決める:公式が「出題範囲すべての学習」を求めているので、商業簿記と工業簿記の両方を、試験の前に一通り終える日を先に置きます
  5. 残りを仕訳と問題の練習に回す:スピードと正確性を求める試験なので、時間を計って解く練習を入れます

たとえば11月末に始めると、2月28日の統一試験まではおよそ3か月です。運営メンバーの例と同じくらいの期間になります。

試験日と1日の勉強時間を入れると、使える時間の合計と週ごとの計画の形が出る勉強の計画表を使ってみてください。簿記の記事は簿記の独学のページにまとめていきます。

よくある疑問

Q. 簿記2級の勉強時間は、公式に目安がありますか? A. この記事で確かめた日本商工会議所の公式ページには、勉強時間の目安は書かれていません。

Q. 3級を受けずに2級を受けてもいいですか? A. はい。公式の「よくあるご質問」では、どの級から受けても構わず、3級に合格していなくても2級を受けられると書かれています。ただし、初めて学ぶ場合は下位級から順に受けた方がスキルアップの近道だと思われる、とも書かれています。学歴・年齢・性別・国籍も問わないとされています。運営メンバーも、3級を受けずに2級から受けました。

Q. 過去問だけで勉強してもいいですか? A. 公式は、出題範囲から標準的な問題をランダムに出すとしていて、過去問だけに頼った学習にとどまらない学習をすすめています。

確かめた公式の資料

確かめた日:2026年10月28日

試験の日程や決まりは変わることがあります。申し込みの前には、必ず公式のページで最新の内容を確かめてください。