簿記3級の勉強で「過去問を解きたい」と思った時、まず知っておきたいのが、公式で何が手に入るかです。この記事では、商工会議所の検定試験の公式ページで確かめた練習の材料と、公式が求めている学び方をまとめます。特定の問題集や講座をすすめる記事ではありません。

この記事のまとめ

  • 公式の「サンプル問題」のページでは、3級のサンプル問題をダウンロードできます
  • 公式の「試験に関するお知らせ」の確かめた範囲(一覧の1ページ目)で、問題の公開として書かれていたのは、第173回の1級の問題です
  • 日本商工会議所は、出題範囲から標準的な問題をランダムに出すとしていて、過去問だけに頼った学習にとどまらない学習をすすめています
  • 2027年4月1日以降の3級は、配点が第1問45点・第2問25点・第3問30点に変わります

公式で手に入る練習の材料

公式の「サンプル問題」のページでは、3級のサンプル問題をダウンロードできます。同じページには、有料の公認模擬試験サイトへのリンクもあります。

材料公式ページの書き方
3級のサンプル問題サンプル問題のページからダウンロードできる
著作権サンプル問題等の著作権は日本商工会議所に帰属。無断転載・無断営利利用を禁じる
問い合わせ問題等の内容に関する問い合わせは受け付けていない
模範解答・解説企業・団体等が独自に作ったもので、商工会議所としての公式な情報ではない

公式の「試験に関するお知らせ」では、2026年6月14日に「【第173回簿記検定試験】1級の問題を公開しました」と知らせています。この記事で確かめたお知らせの範囲では、3級の問題の公開の知らせは見当たりませんでした。

公式が求めている学び方

日本商工会議所の「2021年度からの新たな日商簿記検定試験のコンセプト」では、次の考え方が示されています。

  • 出題範囲すべての理解度を問い、出題範囲から標準的な問題をランダムに出す。ヤマを張った学習では対応できない
  • スピードと正確性を求める。特に仕訳は、速く確実に行うことを重視する
  • 過去問だけに頼った学習にとどまらない、簿記の学習をすすめる

過去問を探すより先に、範囲を一通り終えることと、仕訳を速く正確にする練習を計画に入れておくのが、公式の考え方に合った進め方です。

サンプル問題の使い方の一例

  1. 範囲を一通り終える前に1回解いて、今の位置を知る
  2. 範囲を終えたあとに、試験時間の60分を計って解く
  3. 間違えた問題を、区分(仕訳・帳簿・決算など)ごとに記録して、苦手な所を本で確かめ直す

ネット試験で受ける人は、試験が終わるとすぐに合否が分かるので、受けたあとに苦手だった所を記録しておくと、次の計画に生かせます。

2027年度からの配点

公式のお知らせ(2026年9月25日)によると、2027年4月1日以降に行う3級の配点は、第1問45点、第2問25点、第3問30点(合計100点、合格基準は70点以上)です。2027年3月31日までの受験には、従来の配点が使われます。2027年4月以降に受ける人は、新しい配点に合わせた練習ができる教材かも見ておきます。くわしくは簿記3級は独学で受かる?にまとめています。

運営メンバーと簿記3級

運営メンバーには日商簿記2級を持つ人がいますが、3級は受けずに2級から受けたため、3級の体験はありません。この記事は、公式の資料で調べて書きました。

よくある疑問

Q. 簿記3級の過去問は公式で公開されていますか? A. この記事で確かめた公式ページで、3級について手に入ったのはサンプル問題です。確かめたお知らせ(一覧の1ページ目)で問題の公開として書かれていたのは、第173回の1級の問題でした。

Q. サンプル問題の答えはありますか? A. サンプル問題のページには、企業が独自に作った模範解答・解説講義へのリンクがあります。これらは商工会議所としての公式な情報ではないと書かれています。

Q. 勉強の時間はどう決めればいいですか? A. 試験日から逆算する方法を簿記3級の勉強時間は?にまとめています。

確かめた公式の資料

確かめた日:2026年10月29日(一部は2026年10月28日)

試験の決まりは変わることがあります。申し込みの前には、必ず公式のページで最新の内容を確かめてください。