「ITパスポートは難しいの?」という問いに、ひとことで答えるのは難しいです。勉強を始める前の知識や、使える時間が人によって違うからです。そこでこの記事では、試験を行っている独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が公開している統計から、合格率を数で見ていきます。

この記事のまとめ

  • ITパスポート試験の合格率は、令和3年度から令和7年度までの5年間、48.6%から52.7%の間です(IPA の推移表)
  • 受けた人のおよそ半分が合格している、というのが数から見た難しさです
  • 令和8年度(4月〜9月)の累計では、社会人の合格率が52.1%、学生が38.9%です
  • 合格には、合計600点以上(1,000点満点)に加えて、3つの分野それぞれで300点以上が要ります

年度ごとの合格率

IPA の統計情報にある「推移表」の、年度ごとの合計です。令和8年度は9月までの数です。

年度受験者数合格者数合格率
令和8年度(4〜9月)109,986人53,815人48.9%
令和7年度271,352人132,012人48.6%
令和6年度273,905人134,617人49.1%
令和5年度265,040人133,292人50.3%
令和4年度231,526人119,495人51.6%
令和3年度211,145人111,241人52.7%
令和2年度131,788人77,512人58.8%
令和元年度103,812人56,323人54.3%

受ける人は、令和元年度の約10万人から、令和7年度の約27万人まで増えています。合格率は、令和2年度の58.8%を除くと、48.6%から54.3%の間で動いています。

社会人と学生、IT系と非IT系の違い

IPA の「試験結果」(令和8年4月度〜9月度の累計)には、受けた人の立場ごとの合格率も出ています。

区分受験者数合格者数合格率
社会人83,680人43,572人52.1%
学生26,306人10,243人38.9%
社会人のうちIT系16,976人8,649人50.9%
社会人のうち非IT系66,704人34,923人52.4%

この期間の数では、IT系の仕事をしている社会人と、IT系でない仕事の社会人の合格率は、どちらも5割ほどで、非IT系の方が少し高くなっています。この期間の数では、IT系の仕事かどうかで合格率に大きな差は見られません。

合格基準:分野ごとの300点に気をつける

IPA の「試験内容・出題範囲」によると、合格基準は次のとおりです。

評価合格に必要な点
総合評価点600点以上(1,000点満点)
ストラテジ系(経営全般)300点以上(1,000点満点)
マネジメント系(IT管理)300点以上(1,000点満点)
テクノロジ系(IT技術)300点以上(1,000点満点)

合計が600点を超えていても、どれか1つの分野が300点に届かないと合格になりません。問題は100問で、ストラテジ系35問程度、マネジメント系20問程度、テクノロジ系45問程度です。得意な分野で点を稼ぐだけでなく、3つの分野をまんべんなく勉強する計画が向いています。

運営メンバーの例

運営メンバーにはITパスポートなど情報系の資格を持つ人がいます。情報系の資格の勉強で役に立ったのは、仕事で出てくる言葉が分かるようになったことと、情報の世界のだいたいの考え方がつかめたことでした。勉強にかけた期間や使った本は覚えていないため、ここでは書きません。

勉強を始める前に

難しさは人によって違いますが、数で見ると「受けた人のおよそ半分が合格」する試験です。受ける日を先に決めて、そこまでの時間を見積もると進めやすくなります。試験日の選び方はITパスポートの試験日はいつ?に、試験日と1日の時間から逆算する道具は勉強の計画表にあります。

よくある疑問

Q. ITパスポートの合格率はどれくらいですか? A. 令和3年度から令和7年度までの5年間は、48.6%から52.7%の間です(IPA の推移表)。

Q. 学生と社会人で合格率は違いますか? A. 令和8年度4月〜9月の累計では、社会人が52.1%、学生が38.9%です。

Q. 合計で600点取れば合格ですか? A. 合計600点以上に加えて、ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系のそれぞれで300点以上が要ります。

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確かめた日:2026年10月27日

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