「働きながらITパスポートに受かるには、どのくらい勉強すればいい?」と迷う人に向けて、情報処理推進機構(IPA)が公開した、合格者アンケートの社会人と学生の比べをまとめます。特定の教材や講座をすすめる記事ではありません。

この記事のまとめ

  • 学習開始から受験までの期間は、社会人・学生ともに「1カ月~2カ月未満」が最多でした
  • 総学習時間は、社会人・学生ともに「50時間~100時間未満」が最多でした
  • 平日の平均学習時間を「1時間以上」とした回答は、社会人30.9%、学生53.2%でした
  • 最も使った教材は、社会人・学生ともに「市販の参考書や問題集」でした

アンケートの概要

対象は、ITパスポート試験を2025年10月から2026年7月に受験して合格した人で、2026年9月4日~11日に行われました。このページでは、社会人2,679件と、学生(大学生・大学院生・専門学校生・短大生・高専生)267件の回答を比べています。

学習期間と総学習時間

総学習時間社会人学生
25時間未満408件33件
25時間~50時間未満703件72件
50時間~100時間未満830件85件
100時間~150時間未満394件43件
150時間~200時間未満198件21件
200時間以上146件13件

100時間以上との回答は、社会人で738件(約27.5%)、学生で77件(約28.8%)でした(この記事で計算)。総学習時間の分かれ方は、社会人と学生で大きくは違いません。

学習開始から受験までが2カ月未満との回答は、社会人42.4%、学生56.2%で、学生のほうが13.8ポイント高い結果でした。

平日と休日の学習時間

平日の1日平均で最も多かった答えは、社会人が「30分~1時間未満」(1,034件)、学生が「1時間~2時間未満」(82件)でした。休日は、社会人・学生ともに「1時間~2時間未満」が最多です。休日に「勉強していない」との回答は、社会人11.3%、学生4.9%でした。

平日の学習時間は、社会人のほうが学生より短めの回答が多い結果でした。

教材と受験のきっかけ

最も使った教材は、どちらも「市販の参考書や問題集」が最多で、次は社会人が「スマートフォンアプリ」、学生が「インターネット上の無料コンテンツ」でした。受験のきっかけで最も多かったのは、社会人が「学校・会社から受験を勧められた、または必須だった」、学生が「就職・転職活動、進学・進級で役立つと思ったため」です。

社会人が計画に使う時の一例

  1. 総学習時間の最多(50時間~100時間未満)を、ひとまずの目安にする
  2. 平日の時間(30分~1時間未満が最多)と、休日の時間を分けて見積もる
  3. 受けたい試験日から逆算して、足りるかを確かめる

IPAは、この結果は合格者全体の状況を示すものではなく、合格に必要な学習量を保証するものでもないとしています。計画の立て方はITパスポートの勉強時間と計画に、合格した後に役立つ場面はITパスポートは意味ない?にまとめています。

運営メンバーの例

運営メンバーにはITパスポートを持つ人がいます。その運営メンバーは、情報系の資格の勉強を通して、仕事で出てくる言葉が分かるようになったことが役に立ったと話しています。勉強の期間や使った本は覚えていません。

確かめた公式の資料

確かめた日:2026年10月29日〜30日

試験の決まりは変わることがあります。受ける前には、必ず公式のページで最新の内容を確かめてください。