「ITパスポートは何時間勉強すれば受かる?」と迷う人に向けて、試験を行っている情報処理推進機構(IPA)の合格者アンケートの結果と、公式ページで確かめた試験の形から、試験日から逆算する計画の立て方をまとめます。
この記事のまとめ
- IPAの合格者アンケートでは、総学習時間は「50時間~100時間未満」が最も多い答えでした。合格に必要な量の保証ではないので、使える時間と受ける日から逆算して決めます
- 試験は120分で100問。ストラテジ系35問程度・マネジメント系20問程度・テクノロジ系45問程度です
- 合格には、総合評価点600点以上に加えて、3つの分野それぞれで300点以上が要ります
- 試験日は自分で選べます(今申し込んで選べる試験日は2026年12月27日まで。IPAは、12月28日からCBT方式の試験を一時休止する予定と知らせています)
- IPAは過去問題と、CBTの画面を体験できるソフトを公開しています
試験の形を先に知る
IPAの「試験内容・出題範囲」によると、試験の形は次のとおりです。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 試験時間 | 120分 |
| 出題数 | 100問(四肢択一式) |
| 出題分野 | ストラテジ系(経営全般)35問程度、マネジメント系(IT管理)20問程度、テクノロジ系(IT技術)45問程度 |
| 合格基準 | 総合評価点600点以上、かつ分野別評価点がそれぞれ300点以上(どれも1,000点満点) |
計画で大事なのは、合格基準に「分野ごとに300点以上」がある点です。1つの分野が300点に届かなければ合格になりません。
IPAの合格者アンケート
IPAは、2025年10月から2026年7月に受けて合格した人へのアンケート(2026年9月、3,297件)の結果を公開しています。
| 質問 | 最も多かった答え |
|---|---|
| 合格までの総学習時間 | 50時間~100時間未満(1,023件)。100時間未満が全体の70.9% |
| 学習開始から受験までの期間 | 1カ月~2カ月未満(843件)。3カ月未満が全体の66.6% |
| 平日の1日平均 | 30分~1時間未満(1,193件) |
| 休日の1日平均 | 1時間~2時間未満(935件) |
| 最も使った教材 | 市販の参考書や問題集(全体の48.6%) |
同じページでは、デジタル技術へのなじみ度が高い区分ほど、総学習時間が短い回答が多かったと書かれています。また、結果は合格者全体の状況を示すものではなく、回答は自己申告で、合格に必要な学習量を保証するものではないとも書かれています。
試験日は自分で決められる
ITパスポートは、コンピュータを使うCBT方式の試験です。IPAの「CBT方式の試験の説明」では、「随時、試験を実施」していて、都合の良い日時と会場を選べると書かれています。
今申し込める試験日は2026年12月27日までです(会場によっては、それより前に休止の場合もあると書かれています)。IPAは、2026年12月28日からCBT方式の試験を一時休止する予定と知らせています(IPAのCBTの休止の知らせ、2026年10月29日に確認)。2027年1月以降の試験は2026年秋頃に知らせるとされています。また、IPAの見直しの案(2026年3月31日)では、新しい試験制度は2027年度春頃の開始です(変更が生じる場合があると書かれています)。年内に受けない人は、公式のお知らせを確かめながら計画を立ててください。
試験日の選び方や申し込みの締め切りは、ITパスポートの試験日はいつ?にまとめています。
試験日から逆算する計画の立て方
- 受ける日を決める:先に試験日を決めると、使える日数がはっきりします
- 1日に使える時間を決める:平日と休日で分けて考えると無理がありません
- 合計の時間を出す:試験日までの日数と1日の時間をかけると、使える時間の合計が出ます
- 3つの分野に分ける:問題の数(35問・20問・45問程度)を目安に、どの分野にも時間を割り当てます
- 最後に過去問題で通しの練習をする:120分で100問を解く練習を、試験日の前に入れておきます
試験日と1日の勉強時間を入れると、使える時間の合計と週ごとの計画の形が出る勉強の計画表を使ってみてください。
公式が公開している練習の材料
IPAは、過去問題(問題冊子と解答例)と、CBTの受験画面を体験できる「疑似体験用ソフトウェア」を公開しています。過去の試験問題の使用は、法令に特別の定めがある場合を除き許諾や使用料は必要ないと書かれています(留意点は公式のFAQで確かめてください)。疑似体験用ソフトウェアには全問(100問)が登録されていて、正誤や正答数が表示されます。
120分・100問を一度通して解いておくと、時間の配分を試験の前に確かめられます。
運営メンバーの例
運営メンバーにはITパスポートなど情報系の資格を持つ人がいます。その運営メンバーは、仕事で出てくる言葉が分かるようになったことと、情報の世界のだいたいの考え方がつかめたことが役に立ったと話しています。
合格率など、数で見た難しさはITパスポートの難易度は?にまとめています。
よくある疑問
Q. ITパスポートの勉強時間は、どのくらいの人が多いですか? A. IPAの合格者アンケート(3,297件)では、総学習時間は「50時間~100時間未満」が最も多く、100時間未満が全体の70.9%でした。自己申告の結果で、合格に必要な学習量を保証するものではないと書かれています。
確かめた公式の資料
確かめた日:2026年10月28日(合格者アンケートとIPAのCBTの休止の知らせは2026年10月29日)
- 情報処理推進機構「試験内容・出題範囲」:https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/range.html
- 同「CBT方式の試験の説明」:https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/guidance/cbtmethod.html
- 同「過去問題」:https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/openinfo/questions.html
- 同「CBT疑似体験ソフトウェア」:https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/guidance/trial_examapp.html
- 情報処理推進機構「ITパスポート試験合格者の学習実態等に関するアンケート結果」:https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/ip/ip_goukaku_anq_all.html
- 情報処理推進機構「CBT方式で実施するITパスポート試験、情報セキュリティマネジメント試験及び基本情報技術者試験における2026年5月以降の試験実施について」:https://www.ipa.go.jp/shiken/2026/cbt-202605-jisshi.html
- 同「プレス発表 情報処理技術者試験における試験区分体系などの見直し(案)について」:https://www.ipa.go.jp/pressrelease/2025/press20260331.html
試験の決まりは変わることがあります。申し込みの前には、必ず公式のページで最新の内容を確かめてください。