「ITパスポートは意味ないのでは?」と迷う人に向けて書きました。この記事では、情報処理推進機構(IPA)の公式ページで確かめた、ITパスポート試験の位置づけと、公式が挙げる合格のメリットをまとめます。役に立つかどうかは、使い方と人によって違います。

この記事のまとめ

  • ITパスポート試験は、「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が行う国家試験で、IPAが同法の定めにより試験を実施しています
  • IPAは合格のメリットとして、①幅広い分野の基礎知識が身に付く ②組織のIT力向上とコンプライアンス強化 ③就職・進学などで役立つ、の3つを挙げています
  • 公式ページには、面接・履歴書などで自らの知識を証明し、アピールできると書かれています
  • ほかの試験で、試験科目の一部が免除されるものがあります

どんな試験か

公式のFAQによると、ITパスポート試験は情報処理技術者試験の一試験区分で、「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が行う(経済産業省所管の)国家試験です。「合格のメリット」のページでは、IT社会で働く上で必要となるITに関する基礎知識を習得していることを証明する国家試験と説明されています。

公式が挙げる3つのメリット

メリット公式ページに書かれていること(要約)
1 幅広い基礎知識情報セキュリティや情報モラル、知的財産権などの法律、経営戦略や財務、情報システム・ネットワーク・データベースなどの基礎知識が身に付く
2 組織のIT力・コンプライアンス社員一人ひとりのIT力が会社全体のIT力の向上につながる。社員研修・新入社員研修に活用している企業が多数ある
3 就職・進学企業や省庁などの採用で活用されている。入試優遇や単位認定を行っている大学が多数ある

公式ページには、「社内の情報システム部門とのコミュニケーションが円滑になった」「顧客とのコミュニケーションが円滑になった」などの声が寄せられているとも書かれています。

履歴書・面接での使い方

公式の「合格のメリット」では、ITパスポートは社会人としての基礎知識とIT力を兼ね備えていることを証明する国家試験で、面接・履歴書などで自らの知識を証明し、アピールすることができると書かれています。また、新卒採用時のエントリーシートで合格やスコアを確かめる企業が増えていること、国家公務員の採用では、情報セキュリティに関する素養を確かめるために採用面接時にITパスポートなどの合格を確かめる省庁があることも書かれています。

ほかの試験での免除

公式ページでは、次の2つが挙げられています。

  • ITコーディネータ試験:ITパスポート750点以上で、試験科目が一部免除される「ITコーディネータ試験〜専門スキルコース〜」を受けられる
  • 高等学校卒業程度認定試験:2026年度から試験科目に「情報」が追加され、ITパスポートの合格者は「情報」の試験科目が免除される

運営メンバーの例

運営メンバーにはITパスポートなど情報系の資格を持つ人がいます。情報系の資格の勉強で役に立ったのは、仕事で出てくる言葉が分かるようになったことと、情報の世界のだいたいの考え方がつかめたことでした。これは1人の例で、役に立つ場面は仕事や立場によって違います。

受けるかどうかの考え方

公式の統計では、令和8年4月〜9月の累計で、受けた人109,986人のうち社会人が83,680人です。社会人の合格率は、IT系の仕事の人が50.9%、IT系でない仕事の人が52.4%でした。数で見た難しさはITパスポートの難易度は?に、試験日の選び方はITパスポートの試験日はいつ?にまとめています。

よくある疑問

Q. ITパスポートは国家試験ですか? A. はい。公式のFAQでは、経済産業省が行う(経済産業省所管の)国家試験と書かれています。

Q. 履歴書に書けますか? A. 公式の「合格のメリット」では、面接・履歴書などで自らの知識を証明し、アピールすることができると書かれています。

確かめた公式の資料

確かめた日:2026年10月29日(統計は2026年10月27日)

試験の決まりは変わることがあります。必ず公式のページで最新の内容を確かめてください。