情報セキュリティマネジメント試験(SG)の勉強で「過去問を解きたい」と思った時に、公式で何が手に入るかをまとめます。情報処理推進機構(IPA)の公式ページで確かめた内容です。特定の問題集や講座をすすめる記事ではありません。

この記事のまとめ

  • IPAは、CBT方式で実際に出題した問題の一部を「公開問題(問題冊子・解答例)」として公開しています(令和5年度〜令和8年度)
  • 60問の「サンプル問題セット」(問題と解答)も公開されています
  • 公表している試験問題の使用は、法令に特別の定めがある場合を除き、許諾や使用料は必要ありません
  • 合格率は令和5年度72.6%、令和6年度69.0%、令和7年度70.0%、令和8年度(4月〜9月)71.9%でした

公式で手に入る練習の材料

材料公式ページの書き方
公開問題令和5年度〜令和8年度の問題冊子・解答例。実際の試験は60問で、そのうち一部を公開
サンプル問題セット60問セットの問題と解答(2022年12月26日掲載)
科目Bのサンプル問題2022年4月25日掲載
問い合わせ公開問題の試験問題・解答例等への問い合わせには応じられない

令和8年度分の公開問題は、2026年7月1日に公開されています。

使う時の決まり

公開問題のページでは、公表している試験問題の使用に関し、法令に特別の定めがある場合を除き許諾や使用料は必要なく、ダウンロードでの利用も特に問題ないと書かれています。ただし、留意点を必ず確かめるよう書かれていて、留意点は試験に関するよくある質問の「その他」で確かめるよう案内されています。

サンプル問題の留意点では、著作権は放棄していないこと、問題集やテキストに使う時は出典を明記すること(例:「出典:情報セキュリティマネジメント試験 サンプル問題セット」)も書かれています。

試験の形を知ってから解く

IPAの試験要綱(Ver.5.6)によると、試験は120分で、科目Aと科目Bを1つの試験時間の中でまとめて行います。出題数は60問で、評価は54問で行い、残りの6問は今後出題する問題を評価するために使われます。科目Aの出題数は48問、科目Bの出題数は12問です。合格の基準は、総合評価点600点以上(1,000点満点)です。

合格率と評価点の分布

IPAの統計資料(令和8年9月分)の推移表から、年度ごとの数を並べます。

年度受験者数合格者数合格率
令和5年度36,362人26,398人72.6%
令和6年度41,657人28,731人69.0%
令和7年度45,924人32,141人70.0%
令和8年度(4月〜9月)22,166人15,939人71.9%

令和8年9月分の評価点分布では、合計4,708名のうち、600点〜649点が1,125名で最も多く、650点〜699点が1,069名でした。

公開問題の使い方の一例

  1. 試験の形(120分・60問、科目Aと科目B)を先に知る
  2. 範囲を一通り終えたら、公開問題を解いて、間違えた所を記録する
  3. 試験の前に、サンプル問題セット(60問)を120分で通して解く

公開問題は60問のうちの一部なので、本番と同じ数で時間の配分を確かめる時は、60問のサンプル問題セットが使えます。

2026年12月28日以降のCBTの休止予定

IPAは、2026年12月28日からCBT方式の試験を一時休止する予定と知らせています(IPAのCBTの休止の知らせ、2026年10月29日に確認。試験会場によっては、それより前に休止となる場合もあるとされています)。身体の不自由などでCBT方式で受けられない人向けの筆記の特別措置試験(後期)は、2027年3月20日(土曜日)です。試験の位置づけは情報セキュリティマネジメント試験とは?にまとめています。

運営メンバーとこの試験

運営メンバーには情報系の資格を持つ人がいますが、この記事は運営メンバーの体験ではなく、公式の資料で調べて書きました。次の試験として考える人は基本情報技術者試験の難易度と過去問も見てください。

よくある疑問

Q. 過去問は無料で使えますか? A. IPAは、公表している試験問題の使用について、法令に特別の定めがある場合を除き許諾や使用料は必要ないとしています。留意点はIPAのよくある質問で確かめてください。

Q. 公開問題は全部の問題ですか? A. いいえ。実際の試験は60問で構成されますが、そのうちの一部の問題を公開していると書かれています。

確かめた公式の資料

確かめた日:2026年10月29日

試験の決まりは変わることがあります。申し込みの前には、必ず公式のページで最新の内容を確かめてください。