ITパスポートに合格したあと、次に考えたい試験の1つが情報セキュリティマネジメント試験です。この記事では、情報処理推進機構(IPA)の公式ページで確かめた、この試験の位置づけと形をまとめます。

この記事のまとめ

  • 国家試験「情報処理技術者試験」の新たな試験区分として、平成28年度春期から始まった試験です
  • 試験時間は120分、出題数は60問(科目A・科目B)。合格の基準は総合評価点600点以上(1,000点満点)です
  • CBT方式で、年間を通じて随時行われています(令和5年度から)。受験手数料は7,500円(消費税込み)です
  • IPAは、2026年12月28日からCBT方式の試験を一時休止する予定と知らせています。CBT方式で受けられない人向けの筆記の特別措置試験(後期)は2027年3月20日(土曜日)です

どんな試験か

公式の「情報セキュリティマネジメント試験とは」では、情報セキュリティマネジメントの計画・運用・評価・改善を通して組織の情報セキュリティ確保に貢献し、脅威から継続的に組織を守るための基本的なスキルを認定する試験と説明されています。

公式ページでは、次のような人に受験をすすめています。

  • 業務で個人情報を取り扱う全ての方
  • 業務部門・管理部門で情報管理を担当する全ての方
  • 外部委託先に対する情報セキュリティ評価・確認を行う全ての方
  • 情報セキュリティ管理の知識・スキルを身に付けたい全ての方
  • iパス(ITパスポート試験)合格から、さらにステップアップしたい全ての方

試験の形

項目中身
試験時間120分(科目A・科目B)
出題形式科目A:多肢選択式(四肢択一)、科目B:多肢選択式
出題数/解答数60問/60問
基準点総合評価点:600点(1,000点満点)
受験手数料7,500円(消費税込み)

採点は、IRT(項目応答理論)に基づいて解答結果から評価点を出し、総合評価点が基準点以上なら合格です。

科目Aと科目Bの出題内容

公式の「情報セキュリティマネジメント試験 出題内容」によると、次のとおりです。

  • 科目A:情報セキュリティの考え方、情報セキュリティ管理の実践規範、各種対策、情報セキュリティ関連法規などに加えて、ネットワーク、システム監査、経営管理などの関連分野の知識を問う
  • 科目B:情報資産管理、リスクアセスメント、IT利用における情報セキュリティ確保、委託先管理、情報セキュリティ教育・訓練などのケーススタディによる出題を通して、情報セキュリティ管理の実践力を問う

科目Aの重点分野には、情報セキュリティ全般、情報セキュリティ管理、情報セキュリティ対策、情報セキュリティ関連法規が挙げられています。

2026年12月28日からのCBTの休止予定と、新しい試験制度

IPAは、2026年12月28日からCBT方式の試験(ITパスポート試験・情報セキュリティマネジメント試験・基本情報技術者試験の3つ)を一時休止する予定と知らせています(IPAのCBTの休止の知らせ、2026年10月29日に確認)。2027年1月以降の試験の実施は、2026年秋頃に知らせるとされています。なお、試験会場によって試験開催日が異なるため、会場によっては2026年12月27日よりも前に試験の実施が休止になる場合もあると書かれています。

なお、身体の不自由などによりCBT方式で受けられない人のために、年2回、筆記による方式の試験(特別措置試験)が行われます。申し込みには、CBT方式での受験が困難であることへの証明書類の申請が要ります。令和8年度後期試験の実施日は2027年3月20日(土曜日)で、申込受付期間などは決まり次第知らせるとされています。

また、IPAの見直しの案(2026年3月31日)では、情報セキュリティマネジメント試験の新しい試験制度は2027年度春頃の開始とされています。案は変更が生じる場合があると書かれています。

ITパスポートとの関係

公式ページでは、iパス合格からさらにステップアップしたい人にも受験をすすめています。ITパスポートの試験日はITパスポートの試験日はいつ?に、ITパスポートの合格の基準はITパスポートは何問正解で受かる?にまとめています。

運営メンバーとこの試験

運営メンバーには情報系の資格を持つ人がいますが、この記事は、運営メンバーの体験ではなく、公式の資料で調べて書きました。

よくある疑問

Q. 情報セキュリティマネジメント試験は年に何回ありますか? A. CBT方式で、年間を通じて随時行われています(令和5年度から)。ただし、IPAは、2026年12月28日からCBT方式の試験を一時休止する予定と知らせています。

Q. 合格の基準は? A. 総合評価点600点以上(1,000点満点)です。

確かめた公式の資料

確かめた日:2026年10月29日(見直しの案のプレス発表は2026年10月28日に確かめました)

試験の決まりは変わることがあります。必ず公式のページで最新の内容を確かめてください。