宅建試験(宅地建物取引士資格試験)を受けた人も、来年受けようと考えている人も、まず気になるのが「何点取れば受かるのか」です。この記事では、試験を行っている一般財団法人 不動産適正取引推進機構が公開している資料から、過去10年分の合格点と合格率を1つの表にまとめました。
この記事のまとめ
- 宅建の合格点は、公式の資料では「合格基準点」と書かれています。50問の試験で、毎年の点は同じではありません
- 令和7年度までの10年分を見ると、一般の受験者の合格基準点は33点から38点の間で動いています
- 合格率は、10年分で13.1%から18.7%の間です
- 令和8年度(2026年)の合格発表は、11月25日(水)の午前9時30分です(公式の発表)。今年の合格基準点は、発表のあとにこの記事に足します
宅建の「合格点」とは
公式の資料では、合格に必要な点を「合格基準点」と書いています。一般の受験者は50問の試験で、表では「50問中○点」と示されます。
登録講習を終えた人(登録講習修了者)は、試験の一部が免除になるため、表では「45問中○点」と書かれています。登録講習のくわしい決まりは、公式のページで確かめてください。
過去10年の合格点と合格率
不動産適正取引推進機構の「試験実施概況(令和7年度以前10年間)」をそのまま並べたものです。令和2年度と令和3年度は、10月と12月の2回、試験が行われています。
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格基準点(一般) | 合格基準点(登録講習修了者) |
|---|---|---|---|---|---|
| 令和7年度 | 245,462人 | 45,821人 | 18.7% | 50問中33点 | 45問中28点 |
| 令和6年度 | 241,436人 | 44,992人 | 18.6% | 50問中37点 | 45問中32点 |
| 令和5年度 | 233,276人 | 40,025人 | 17.2% | 50問中36点 | 45問中31点 |
| 令和4年度 | 226,048人 | 38,525人 | 17.0% | 50問中36点 | 45問中31点 |
| 令和3年度(12月) | 24,965人 | 3,892人 | 15.6% | 50問中34点 | - |
| 令和3年度(10月) | 209,749人 | 37,579人 | 17.9% | 50問中34点 | 45問中29点 |
| 令和2年度(12月) | 35,261人 | 4,610人 | 13.1% | 50問中36点 | 45問中31点 |
| 令和2年度(10月) | 168,989人 | 29,728人 | 17.6% | 50問中38点 | 45問中33点 |
| 令和元年度 | 220,797人 | 37,481人 | 17.0% | 50問中35点 | 45問中30点 |
| 平成30年度 | 213,993人 | 33,360人 | 15.6% | 50問中37点 | 45問中32点 |
| 平成29年度 | 209,354人 | 32,644人 | 15.6% | 50問中35点 | 45問中30点 |
| 平成28年度 | 198,463人 | 30,589人 | 15.4% | 50問中35点 | 45問中30点 |
表から分かること:合格ラインは年ごとに動く
まず、合格基準点は毎年同じではありません。一般の受験者で見ると、いちばん低い年は令和7年度の33点、いちばん高い年は令和2年度(10月)の38点で、5点の開きがあります。前の年から4点下がった年(令和6年度の37点から令和7年度の33点)もあります。
次に、合格率は10年分で13.1%から18.7%の間です。12月の試験を除くと、15.4%から18.7%の間に入っています。
つまり、「毎年○点取れば必ず受かる」という決まった点はありません。点は年ごとに動くので、目標は過去の点の幅を見て決めるのが分かりやすい方法です。
令和8年度(2026年)の合格発表
公式のページによると、令和8年度の宅建試験は10月18日(日)に行われ、合格発表は令和8年11月25日(水)の午前9時30分です。
今年の合格基準点は、まだ公式の発表がありません。発表のあと、確かめてからこの記事の表に足します。発表の前に出回る「予想の点」は、公式の数ではない点に気をつけてください。
来年に向けて:何点を目標にするか
来年受ける人は、過去10年でいちばん高かった38点を上回る点を目標にしておくと、過去10年のどの年の合格基準点にも届く計算になります。ただし、本番で何点取れるかは人によって大きく違います。
目標の点を決めたら、試験日から逆算して、1日にどれだけ勉強時間を取れるかを確かめておくと計画が立てやすくなります。試験日と1日の時間を入れると、試験までに使える時間の合計と週ごとの計画の形が出る勉強の計画表も使ってみてください。宅建の勉強時間や独学の進め方の記事は、宅建の独学のページにまとめていきます。
よくある疑問
Q. 合格点は毎年同じですか? A. いいえ。上の表のとおり、一般の受験者で33点から38点まで、年によって変わっています。
Q. 登録講習修了者の「45問中」とは何ですか? A. 登録講習を終えた人は試験の一部が免除になるため、45問で合格基準点が示されています。くわしい決まりは公式のページで確かめてください。
Q. 合格率が低い年は、合格点も低いのですか? A. 表を見ると、合格率と合格基準点の動きは毎年そろっているわけではありません。たとえば令和7年度は合格率が18.7%で、合格基準点は33点でした。
確かめた公式の資料
確かめた日:2026年10月27日
- 一般財団法人 不動産適正取引推進機構「試験実施概況(令和7年度以前10年間)」:https://www.retio.or.jp/wp-content/uploads/2025/12/10years_result2025.pdf
- 一般財団法人 不動産適正取引推進機構「宅建試験」(令和8年度の試験日と合格発表):https://www.retio.or.jp/exam/
試験の日程や決まりは変わることがあります。申し込みの前には、必ず公式のページで最新の内容を確かめてください。