「宅建は難しい?」と考える時、合格率と合格点のほかに、50問がどんな分野でできているかを知っておくと、計画を立てやすくなります。この記事では、試験を行う不動産適正取引推進機構(RETIO)の公式の資料と、公開されている令和5〜7年度の試験問題で確かめた内容をまとめます。

この記事のまとめ

  • 宅建試験は50問・四肢択一式です(登録講習修了者は45問)
  • 令和5〜7年度の合格率は17.2%、18.6%、18.7%、合格基準点は50問中36点、37点、33点でした
  • 3年とも、問1〜14が民法などの権利の法令、問15〜22が都市計画法などの法令上の制限、問23〜25が税と価格、問26〜45が宅地建物取引業法などの問題、問46〜50が登録講習修了者の免除の問でした

合格率と合格基準点

RETIOの「試験実施概況(令和7年度以前10年間)」から、3年分を並べます。

年度受験者数合格者数合格率合格基準点
令和7年度245,462名45,821名18.7%50問中33点
令和6年度241,436名44,992名18.6%50問中37点
令和5年度233,276名40,025名17.2%50問中36点

合格基準点は年度ごとに変わっていて、3年の間でも4点の差があります。

50問の分野ごとの数

問題文に書かれた法令の名前で分けると、3年とも次の並びでした(この記事で分けた数です。RETIOの「宅建試験の概要」には、分野ごとの問の数は書かれていません)。

問問の数問題文に書かれた法令・題材の例
問1〜1414問民法、借地借家法、建物の区分所有等に関する法律、不動産登記法
問15〜228問都市計画法、建築基準法、宅地造成及び特定盛土等規制法(令和5年度の問19は宅地造成等規制法)、土地区画整理法、農地法、国土利用計画法
問23〜253問印紙税・所得税(住宅ローン控除)・登録免許税、不動産取得税・固定資産税、不動産鑑定評価基準
問26〜4520問宅地建物取引業法(問45は特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律、令和7年度の問44は犯罪による収益の移転防止に関する法律)
問46〜505問住宅金融支援機構、不当景品類及び不当表示防止法、統計、土地、建物

RETIOの過去の問題のページには、登録講習修了者(5問免除)の試験問題は、各年度の問1から問45までの45問になると書かれています。

数から見えること

一番多いのは問26〜45の20問で、50問の4割です。次が民法などの14問です。合格基準点が50問中33点〜37点の3年なので、点の多い分野を後回しにしない計画が考えやすくなります。分野ごとの勉強の順番は、権利の法令について宅建の権利関係(民法)はどこから?にまとめています。

運営メンバーと宅建

この記事は、運営メンバーの体験ではなく、公式の資料で調べて書きました。

よくある疑問

Q. 宅建はほかの資格と比べて難しいですか? A. 合格率で並べた表は宅建・ITパスポート・簿記の合格率の比べにあります。受ける人が違うので、合格率だけで受かりやすさは決まりません。

確かめた公式の資料

確かめた日:2026年10月30日

試験の決まりは変わることがあります。受ける前には、必ず公式のページで最新の内容を確かめてください。