宅建試験を調べると「登録講習を受けると5問免除」という言葉が出てきます。けれども、この講習は誰でも受けられるわけではありません。この記事では、宅建試験を行っている一般財団法人 不動産適正取引推進機構の公式ページで確かめた、登録講習の決まりをまとめます。特定の講習機関をすすめる記事ではありません。

この記事のまとめ

  • 登録講習は、宅地建物取引業に従事している人(従業者証明書を持っている人)だけが受けられます。一般の人は受けられません
  • 登録講習修了試験に合格すると、合格してから3年以内に行われる試験で、50問のうち5問が免除になります(45問で受ける)
  • 宅建試験の申し込みの時に講習を受けている途中の人は、登録講習修了者として申し込めません
  • 受講の申し込みから講習の修了まで2か月以上かかるので、早めの申し込みがすすめられています

登録講習を受けられる人

公式の「登録講習について」のページによると、登録講習は宅地建物取引業に従事している人(従業者証明書(業法第48条第1項)を持っている人)だけが受講できます。一般の人は受講できません。

公式のFAQでも、登録講習は国土交通大臣の登録を受けた機関が行う講習で、宅地建物取引業に従事している人が受けられると説明されています。

免除される出題の内容

公式の「宅建試験の概要」では、試験の内容は「おおむね次のとおり」として7つの項目が示されています。登録講習修了者は、このうち次の2つが免除されます。

免除される内容
土地の形質、地積、地目及び種別並びに建物の形質、構造及び種別に関すること
宅地及び建物の需給に関する法令及び実務に関すること

免除になると、試験は45問で、時間は午後1時10分から3時まで(1時間50分)です。

3年以内という期限

公式ページでは、登録講習修了試験に合格した人が、修了試験の合格から3年以内に行われる試験で、一部(5問)免除のある試験を申し込めると書かれています。

宅建試験の申し込みとの順番

  1. 登録講習を受けて、修了試験に合格する:受講の申し込みから講習の修了まで2か月以上かかるとされています
  2. 登録講習機関から、修了者のデータが機構に送られる:インターネットで登録講習修了者として申し込むには、申し込みの手続きまでに修了者データが送られていることが要ります
  3. 宅建試験に、登録講習修了者として申し込む:インターネット申込みは7月上旬〜下旬、郵送申込みは7月上旬〜中旬です(公式の「登録講習について」の書き方)

試験の申し込みの時に講習を受けている途中の人は、登録講習修了者として申し込めないので、講習修了試験に合格してから申し込むよう書かれています。郵送で申し込む時は、受験申込書に講習修了に関する事項を書き、その内容が修了者データと一致しないと、5問免除の試験の申し込みは受理されません。

登録講習修了者の合格基準点

公式の「試験実施概況(令和7年度以前10年間)」では、登録講習修了者の合格基準点は「45問中○点」で示されています。令和7年度は45問中28点、令和2年度(10月)は45問中33点でした。年度ごとの数は宅建の合格点・合格率の推移にまとめています。

運営メンバーと宅建

この記事は、運営メンバーの体験ではなく、公式の資料で調べて書きました。試験日の流れは宅建の試験日はいつ?にまとめています。

よくある疑問

Q. 一般の会社員でも登録講習を受けられますか? A. 公式ページでは、登録講習は宅地建物取引業に従事している人(従業者証明書を持っている人)のみ受講できるとされています。一般の人は受講できません。

Q. 免除は何年有効ですか? A. 登録講習修了試験の合格から3年以内に行われる試験で、一部(5問)免除のある試験を申し込めます。

確かめた公式の資料

確かめた日:2026年10月29日(試験実施概況は2026年10月27日)

試験の決まりは変わることがあります。申し込みの前には、必ず公式のページで最新の内容を確かめてください。